はじめに
最近、「AI査定」や「オンライン査定」という言葉をよく耳にするようになりましたね。
スマホやパソコンで物件情報を入力するだけで、数分後には査定額が出る——とても手軽な仕組みです。
ただ、いざ結果を見てみると、
「この金額って本当に合ってるの?」
「実際に売ったら違う値段になるんじゃ…?」
と疑問に思う方も少なくないはず。
そこで今回は、AI査定と実際の査定(訪問査定)では何が違うのか、そしてどんなふうに使い分けるのがベストなのかを、わかりやすく解説していきます。

AI査定とは?どんな仕組み?
AI査定(オンライン査定)は、不動産会社が持つ過去の取引データや周辺の相場情報をもとに、
AI(人工知能)が自動でおおよその査定価格を算出してくれる仕組みです。
入力する内容はとてもシンプルで、たとえば——
- 物件の所在地
- 間取りや築年数
- 広さや階数
- 駅からの距離
といった基本情報を入れるだけ。
数分ほどで査定結果が表示されるので、
「とりあえず今の相場を知りたい」というときにぴったりです。
さらに、複数の不動産会社の査定結果をまとめて比較できるサイトもあるため、
大まかな価格感をつかむにはとても便利なツールといえます。

実際の査定(訪問査定)とは?
一方で、訪問査定は担当者が実際に現地へ足を運び、物件の状態を直接チェックして行う査定方法です。
AI査定との大きな違いは、「現地のリアルな状況」を正確に反映できるという点にあります。
たとえば——
- 日当たりや風通し、眺望
- 建物や室内の劣化具合
- リフォームや設備の有無
- 周辺の環境や騒音の有無
- 管理状態(マンションの場合)
こうした要素はデータだけでは判断しづらいものですが、
実際の売却価格には大きく影響します。
そのため、「そろそろ本格的に売却を考えたい」という段階では、
訪問査定でしっかりと確認してもらうことが大切です。

AI査定のメリット・デメリット
✅ メリット
- いつでも好きな時間に査定できる(スマホひとつで24時間OK)
- 名前や連絡先など、最小限の情報だけで利用できる
- 今の市場価格の“相場感”をつかみやすい
- 複数の不動産会社の査定結果を簡単に比較できる
⚠️ デメリット
- 築年数や広さなど、数字で表せる情報だけをもとに算出される
- 実際の状態(リフォームの有無や劣化具合など)が反映されにくい
- 取引事例が少ない地域では、査定結果に誤差が出やすい
- AIが出した金額と、実際に売れる価格に差が出ることがある
AI査定はあくまでおおまかな目安として活用するのがポイントです。
実際に売却を進めるときは、訪問査定で正確な価格をチェックしてもらうのが安心です。

上手な活用法
AI査定と訪問査定は、どちらか片方だけに頼るのではなく、うまく組み合わせて使うことが大切です。
ステップ1:AI査定で相場をチェック
まずは、AI査定で複数の不動産会社の結果を見比べて、全体の価格帯をつかみましょう。
その際、「思ったより高い(または低い)」と感じても、すぐに判断せず、なぜその金額になったのか理由を確認することが大切です。
ステップ2:訪問査定で精度を高める
実際に売却を進めたい段階になったら、信頼できそうな不動産会社を2~3社ほど選び、訪問査定をお願いしましょう。
現地を見てもらうことで、AI査定では反映しきれなかった日当たりや管理状態などの“プラス要素”もきちんと評価してもらえます。

まとめ:AI査定は「第一歩」として活用しよう
AI査定は、短時間でおおよその相場を把握できる便利なツールです。
ただし、その結果を「この金額で確実に売れる」と考えてしまうのは注意が必要です。
不動産の価格は、データだけでは判断できない現地の状態や環境などの要素によっても大きく変わります。
だからこそ、最終的な判断は専門家の目で確認してもらうことが大切です。
✅ まとめポイント
| 比較項目 | AI査定 | 実際の査定(訪問査定) |
|---|---|---|
| 手軽さ | ◎(スマホで数分) | △(日程調整が必要) |
| 精度 | △(概算レベル) | ◎(現地確認で正確) |
| 費用 | 無料 | 無料(ほとんどの会社) |
| 向いている人 | 相場を知りたい人 | 売却を検討している人 |
最後に
不動産の売却は、人生の中でも大きな決断のひとつです。
AI査定を活用して相場を把握しながら、訪問査定でより正確な価値を確認し、納得のいく売却を目指しましょう。


