マイホームや投資用物件のローンを組むときに、必ずチェックされるのが「返済比率(返済負担率)」です。
実はこの数字、審査の通りやすさを大きく左右する重要なポイント。でも仕組みをきちんと知っている人は意外と多くありません。この記事では、返済比率の基本から、審査をクリアするために押さえておきたい改善ポイントまで、わかりやすくご紹介します。
■ 返済比率(返済負担率)とは?
年間の収入に対して、ローンの返済がどれくらいの割合を占めているのかを示す数字のことです。
住宅ローンでも投資用ローンでも、審査の際には必ずチェックされる基本的な指標になります。
計算式
返済比率は
「年間の返済額 ÷ 年収 × 100」
で求められます。
たとえば、年収500万円の人が年間で120万円返済している場合、
返済比率は 24% となります。

■ 金融機関が返済比率を見る理由
返済比率が高くなりすぎると、返済が滞るリスクが高まるため、金融機関は慎重に判断します。
・生活費に無理のない返済計画になっているか
・収入に対して借入額が大きすぎないか
・金利が上がっても返済を続けられるか
こうした点を見極めるために、返済比率はとても重要なチェック項目です。

■ 審査で求められる返済比率の目安
金融機関やローンの種類によって基準は異なりますが、一般的な目安は次のようになります。
・住宅ローン:25〜35%前後が基準
・投資用ローン:25〜40%程度
とくに住宅ローンでは、返済比率が30〜35%を超えてくると、審査が一気に厳しくなる傾向があります。

■ 返済比率を下げて審査を通しやすくする方法
返済比率を少しでも良くしたい方に向けて、押さえておきたい改善ポイントをご紹介します。
① 他のローンを整理する(車・カード・奨学金など)
住宅ローン以外にも、
・車のローン
・リボ払い
・カードローン
・奨学金
といった支払いも、すべて返済比率に含まれます。
完済できるものがあれば、先に整理しておくことで審査が通りやすくなります。
② 借入金額を下げる or 返済期間を伸ばす
返済額を減らすことでも、返済比率は改善できます。
- 頭金を多めに用意する
- 購入予算を少し見直す
- 返済期間を最長の35年まで延ばす
こうした工夫で、審査に通るケースも少なくありません。
③ 収入合算・ペアローンを検討する(特に夫婦)
配偶者の収入を合算することで、返済比率がぐっと改善することがあります。
共働き夫婦であれば、ペアローンを利用するのもひとつの方法です。
④ 正社員化・勤続年数・収入の安定も重要
返済比率が基準内でも、
- 勤続年数が短い
- 収入が安定していない
といった理由で審査に通らないことがあります。
金融機関は「安定した収入」を重視するため、転職直後の申し込みは少しタイミングをずらすのが安心です。

■ まとめ:返済比率は“審査の入口”、改善もできる数字
返済比率は、ローン審査に大きく影響する重要なポイントです。
- 一般的な基準は 30%前後
- 他の借入を整理したり、返済期間を調整することで改善できる
- 収入合算やペアローンの活用も有効
返済比率の仕組みを理解して準備しておくと、審査をスムーズに通過しやすくなります。


