賃貸の部屋を引っ越すときに気になるのが「退去費用」。
「えっ、こんなにお金かかるの!?」なんて話、聞いたことありませんか?
今回は、そんな退去費用がどのくらいかかるのかの目安と、ムダなお金を取られないためのチェックポイントをまとめました。
これから引っ越し予定の方は、ぜひチェックしてみてくださいね!
退去費用って何?
退去費用っていうのは、部屋を引き渡すときにかかるお掃除代とか、壊れた部分を直すお金のこと。
「原状回復(げんじょうかいふく)」っていって、入居したときと同じくらいキレイな状態に戻すのが基本です。
ただし、ふつうに生活してるだけで自然にできた汚れや古くなった部分は、借りた側(自分)が払う必要はないんです。これは国が出している「原状回復ガイドライン」にもきちんと決まってます。
ちなみに、退去費用がいくらかかるかは、部屋の広さ・設備・古さ・キズや汚れの状態によって変わります。だいたいの目安はこんな感じです👇
部屋の広さ | 相場(目安) |
---|---|
ワンルーム・1K | 2〜5万円 |
1LDK〜2LDK | 5〜10万円 |
3LDK以上 | 8〜15万円 |
※ちなみに、特別な修理や大掛かりな掃除が必要なときは、この目安より高くなることもあります。

こんな請求は要注意!
退去のときによくあるぼったくり請求の例はこちら。
・普通に住んでるだけで古くなった壁紙や床を、「全部あなたの負担です」と言って請求される
・クリーニング代として、相場よりずっと高い金額を請求される
・預けていた敷金を全部引かれた上に、さらに追加でお金を請求される
・敷金の精算書の内容がざっくりしていて、細かい内訳を教えてもらえない
こういった本来払う必要のない費用を上乗せされるケースも多いので、請求内容はしっかりチェックすることが大切です。納得できないときは、そのまま支払わずに確認しましょう。

退去時に確認すべきチェックリスト
退去のときにムダな請求をされないよう、以下のチェックをしておきましょう!
✅ 入居したときの部屋の写真やメモを残しておく
→ 最初からあったキズや汚れの証拠になるので安心です。
✅ 国土交通省の「原状回復ガイドライン」をチェックする
→ 自分がどこまで費用を負担するべきか、前もって知っておくと安心です。
(ネットで「原状回復 ガイドライン PDF」で検索できます)
✅ 退去する前に、自分でも部屋の写真を撮っておく
→ もし変な請求がきたときに、それが証拠になります。
✅ 見積もりは必ず内容を細かく確認して、納得いかないときはちゃんと話し合う
→ よくわからない料金や相場より高い金額があれば、「ガイドラインではこうなってるみたいです」と伝えてみましょう。
✅ 敷金の精算書を受け取ったら、サインする前にちゃんと内容を確認する
→ わからないところは、その場で必ず質問しましょう。

まとめ
退去のときの費用トラブルって、できれば避けたいものですよね。
でも、ちょっとした知識と準備があれば、ムダなお金を取られるのを防ぐことができます。
もし「これって高すぎない?」と思う請求があったら、消費生活センターや不動産の相談窓口に相談するのもアリです。
引っ越しにはお金がかかるのは確かですが、本当に払わないといけない費用と、払わなくていい費用をちゃんと見分けることが大事。
この記事を参考に、気持ちよく次の新生活に向かってくださいね!